「生誕110年 東山魁夷展」を見てきました。
もうね、ほんっとよかったです。
写真やポスターの絵画より、実際の絵の方がいいっていうのはどの美術展を見ても感じるんですけどね。
東山魁夷の作品は、実物のよさが際立っていました。
実物を見ずして東山魁夷を語るなかれ。
唐招提寺御影堂の障壁画も素晴らしかった。
日本画に改めて心を惹かれました。
「生誕110年 東山魁夷展」
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2018年10月24日(水)~12月3日(月)
公式HP:http://kaii2018.exhn.jp/introduction.html
見ないとわからない 絵の具の立体感 色の重なり
とっても失礼なんですけど、東山魁夷作品の私の印象って「メルヘンチックな日本画」だったんですよ。
有名な白馬のシリーズも、ロマンチックというかメルヘン的というか。
でもね、実際に見るとそんな印象は吹っ飛びました。
絵の具の立体感、胡粉や金箔のきらめき、色の重なりの重厚さ。
日本画の幅広さ、すばらしさをこれでもか!見せつけられて一気に大ファンになりました。
松葉をを絵の具の立体感で表している作品も、プリントになると平面的になっちゃうんですよね。
立ち位置で光のきらめきが変わる、微妙な胡粉の使い方もプリントにはでてこない。
東山魁夷は実際の絵を見よ
これね、声を大にして言いたい。
唐招提寺御影堂の障壁画
今回特別に再現展示された唐招提寺御影堂の障壁画。
完成までに10年の歳月を費やした大作です。
その景色の中に佇んでいるかのような感覚になりました。
各部屋ごとにテーマが違い、異なる世界観が広がって、どの部屋も素晴らしかった。
これは一生のうちに一度は見る価値ありです。
御影堂の修復で現地でもしばらくは見ることができないそうで、この機会にみることができたのはラッキーですね。
東山魁夷は唐招提寺御影堂の障壁画で初めて水墨画にチャレンジしたそうです。
60代後半になってからの新たな挑戦。
そして、無二の世界を作り出した、その実力。
作品はもちろんですけど、東山魁夷その人にもとても魅力を感じました。
このあたりの美術史はちゃんと勉強したい。
まとめ
東山魁夷は実際の絵をみるべし
日本画はすばらしい
日本美術史をもっと学びたい
会期ぎりぎり駆け込みだったけど、見に行ってよかった。
「生誕110年 東山魁夷展」
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2018年10月24日(水)~12月3日(月)
公式HP:http://kaii2018.exhn.jp/introduction.html
東山魁夷は人気があるので、内容は異なるけどわりと企画展が多いです。
機会があればまた別の美術展でも、ぜひ一度実際の作品をご覧になってみてくださいね。
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