「美術検定3級勉強方法2 作品は情報をセットで覚える」で書いたように、美術検定には作品に関する問題が必ず出題されます。
で、美術検定の問題は白黒印刷なんですよ。
当然、作品も白黒で印刷されます。
作品をちゃんと覚えていればカラーでも白黒でも平気でしょ?
って思ったら大間違い。
色がないだけでわかりにくさが倍増するので、作品は白黒でもわかるようにしておくのが大事。
人は意外と色に頼って覚えている
土佐光信の清水寺縁起絵巻。
木の緑と装束の朱、上空の黒い雲が印象的ですよね。
これが白黒になると・・・
画像の不鮮明さを差し引いても、白黒だとかなりわかりにくいと思いませんか?
カラーだと朱の装束の人々が目に入るけど、白黒だと手前の木が目立ちます。
色が変わるだけで、絵の印象って変わるんですよね。
色で覚えている意識はなくても、全体の印象に色は大きく関与します。
カラーの作品だけで覚えるのは、美術検定ではリスクがあると言えます。
白黒の作品はテキストと問題集でチェック
美術検定の公式テキストと問題集は白黒の作品画像も多く掲載されています。
どれも、小さい画像で割と見にくいし、わかりにくい。
だからこそ、これでちゃんとわかれば検定の問題でもわかるはず。
公式テキストの年表にあるカラーの作品と、白黒の作品を見比べておくのもおすすめ。
美術検定3級勉強方法4では、公式テキストの年表活用法をお伝えします。
改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト |
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